習った振り付けを他の人に教えたら・・・

ハワイ画像

もし、あなたが純粋に親切心から次のようなことを考えたとしたら・・・

ちょっと待って!となる事例かも知れません。

例えば、あなたがどこかの施設に勤務していたとします。高齢の方などが多く利用されたりしている施設と仮定しますね。
有料老人ホーム、介護施設、通所介護施設(デイサービス)、通所リハビリテーション、老健施設・・・

よく耳にするかも知れません。

そこでたまたま、慰問やイベントに来られていたフラダンスを見たとします。
すっかりフラダンスの魅力に取りつかれました。

しかも責任感の強いあなたは・・・
「そうだ! 私が趣味でフラを習って、施設の人たち(お年寄り)にも教えてあげよう。フラの動きはゆっくりで、だいぶ足腰を使うみたいだから、リハビリにもきっといいと思う!」という気持ちがメラメラと沸きあがるのを感じたのでした。

よーし、早速、来られていた教室の先生のところに通うことにしたのです。

あなたは善意です。何の悪気もありません。
一生懸命に習った動きを覚えて、それを施設でみんなに披露です。

みんなも「リハにいいネ」「元気になるわ」「だいぶ身体が動くようになった気がする」なんて声を耳にする度に、良かったーと幸福感を感じるのでした。

ここまでなら何の問題もないようです。でも・・・

ある日、先生や先輩に声をかけられます。

「どう? フラは楽しい?」

「はい!」
「おかげさまで、最近、身体の調子も凄くいいですし、何といっても施設の人たちに教えていて、リハビリにもなるって喜ばれています!」

と純粋な気持ちで報告しました。

すると突然、先生や先輩の顔が曇ります・・・さあ、どうなったのでしょうか?
想像できますか?

実は、これには著作権という問題が絡んできたりします。

先生の振り付けは、その先生が習った大先生的な人から、お金で買ったものなのよ!という話を聞かされます。
お金で購入したもの、著作権があるもの・・・だから、勝手にその振り付けを人に教えるようなことをしたら・・・激怒!ということになってしまったらしいのです。

すべてがそうだとは言いません。

音楽に著作権があるように振り付けにも著作権が認められるケースもあるようです。私も実際に裁判沙汰などで体験したわけではありません。

悪気はないわけですから、後々嫌な思いをしないためにも(体験入学の時などに)聞いて確認しておいた方がいいかも知れませんね。
親切心から純粋に役立ちたいとの思いで始めたフラダンスが、嫌な思いをしなければならない空間に変わったら大変です。何のためのフラダンスなの?となってしまいます。

最初に十分に確認しておいた方がいいことの一つでもあるのでしょうね。

※関連記事 ⇒ BGMと振り付けと著作権

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この記事を書いた人

銀行に約30年間勤務した後、定年退職後にコンサル・ネットビジネスで起業しました。資金調達・借金返済などお気軽にご相談ください。
※ シニアになってからの年金生活・老後資金の不安を解消するための講座・プログラムを主宰しています。
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