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動画と著作権については、あまり意識することはないと思います。
テレビ画像や映画などをそのまま動画として記録して、自らのアカウントでYouTubeに投稿する、というのは完全にアウトでしょうね。たぶん誰しもそう認めると思います。
では、こんなケースだとどうなると思いますか?
フラダンスのBGMが有名な曲
フラの動画というと、おそらく一番多いのが大会やイベントなどで実際にフラを披露している時のシーンをスマホなどで撮影したものだと思います。
(もっともイベントなどでは撮影禁止となっていても、気づかずに、または知っていながら撮影される方もいらっしゃいます)
このフラの披露の時には、BGMで有名な曲を流したりします。場合によっては、歌謡曲やポップスなどをアレンジしたものが流れたりします。当然、元々の作曲家の著作権があります。
たぶんに著作権や著作権料のコトは考えずに行っているというのが現実ですね。
もっともカヒコの場合で、先生が楽器やチャントでBGMをつける場合は別でしょうけど。
手軽に、簡単に動画が撮れる時代です。
自分のスマホで撮影した分を見たり、家族や友だちなどに見てもらったりしている間は特に問題にはならないようですが、これをYouTubeにアップすると、いつなんどき著作権者から指摘・お咎め(おとがめ)が入るかはわかりません。
だからでしょうかね。YouTubeでフラダンスを検索するとそんなに多くないのです。
もっとも英語表記で「Hula」で検索すると2、3百万件の動画が検索されますけど。
YouTubeの動画でそんなにフラの動画がアップされていないのをみると、
・興味がないのか
・ビジネスにならないという判断か
・(BGM以外に振り付けそのものの)著作権のことがあるので自粛されているのか
・動画のアップそのものにノウハウがないのか
・著作権との関係が厳しいのをみんな知っているのか
・・・・・
素人勝手にいろんなことを考えてしまいます。
もし、BGMの楽曲をつくった側から訴えがあればYouTube側は対応しなければならないでしょうし、それ以前に(自動的に)第三者のコンテンツと一致しました、と投稿者に指摘してくるケースもあります。
最近の人工知能は凄いものがありますね。
本来は、ダメなんだと思います。それをBGMの権利者側が黙認している、というのが現実の姿なのかも知れません。
フラダンスの振り付けには著作権がある?
先生と生徒、師匠と弟子・・・良好な人間関係の時は何にも問題はないのでしょうけど・・・
仲違いしたり、独立したり・・・とその関係にヒビが入った時に表面化かするのでしょうね。
日本でフラを教えている組織に対して、ハワイの先生が教えた踊りを使うのは著作権違反だという訴訟があったようです。
(すいません、結果までは確認していません。結審したのか、続いているのかを含めて)
専門家の話だと「独創性」が認められれば、フラダンスの振り付けにも著作権は発生するようです。
なかなかその立証は困難らしいですけど。
普通に知られているステップや動きのパターンを組み合わせたり、少しだけ変化させたり、といった程度では著作権とまではいかないと思われます。
実際に訴訟になってみないと、という世界でもあります。
ただ、一つだけ言えるのは「そういうコトを言う人もいる」ということです。
フラダンスを習う時には、確認していおいた方がいいのかも知れませんね。
習ったコトを友だちに教えたりしたら著作権違反ですか?
どこまで及びますか?
仮に独立したりした時はどうなりますか?
てなコトを聞いて記録に残しておくだけでもいいかも知れません。
弁護士の先生はリスク回避のために、当初できちんと契約事項で確認・決めておいた方がいいですね、なんて当たり前のことしか言えないでしょうから。